
大山駅周辺では、商店街や住宅地を含む複数の再開発・まちづくり事業が進められています。
2026年10月時点で、大山町クロスポイント周辺地区の再開発事業はすでに完了しています。 一方、大山町ピッコロ・スクエア周辺地区、駅前広場、補助第26号線、東武東上線の鉄道高架化などは、それぞれ別の事業として整備や計画が進められています。
つまり、「大山駅の再開発はいつ完成する?」という疑問に対して、すべての事業に共通する完成日はありません。
この記事では、板橋区で地域密着40年以上のくみん不動産が、東京都・板橋区の公式資料をもとに、各事業の進捗と今後の予定、商店街への影響、再開発エリアで賃貸物件を選ぶ際の注意点を解説します。
※事業情報は2026年10月時点の公表資料を基準としています。工事日程や事業期間は変更される場合があります。
大山駅の再開発は今どうなっている?【2026年10月】
大山駅の再開発を理解するうえで重要なのは、「建物の再開発」「道路整備」「駅前広場」「鉄道高架化」を別々に確認することです。
主な再開発・整備事業の進捗一覧
| 事業名 | 主な対象エリア | 2026年10月時点の状況 | 今後の予定・確認事項 |
|---|---|---|---|
| 大山町クロスポイント周辺地区 | 大山町25〜29番・40番の各一部 | 事業完了 | 完了後の施設・公開空地の利用 |
| 大山町ピッコロ・スクエア周辺地区 | 大山町内、補助第26号線の西側 | 事業継続中。2026年2月に計画変更認可 | 最新の認可済み計画に基づき確認 |
| 補助第26号線(大山中央) | 大山町内の約370m区間 | 道路整備事業。最新の工事・開通状況は個別確認が必要 | 東京都の最新公表情報を確認 |
| 大山駅前広場 | 大山東町 | 事業認可済み・整備に向けた取組中 | 整備時期と詳細は区の公表情報を確認 |
| 東武東上線大山駅付近の連続立体交差事業 | 大山駅を中心とする約1.6kmの事業区間 | 事業認可済み・事業実施中 | 事業認可上の期間と実際の完成時期を区別 |
※「事業完了」「事業認可」「工事完了」は同じ意味ではありません。事業認可上の終了日は、関連工事すべての完成を保証するものではありません。

大山駅周辺の住みやすさ全般については、大山駅の住みやすさ・家賃相場・治安を解説した総合記事をご覧ください。
大山町クロスポイント周辺地区の再開発は完了
どこにある再開発地区?
大山町クロスポイント周辺地区は、ハッピーロード大山商店街の中心部に位置する地区です。板橋区の公式資料では、事業区域は大山町25〜29番、40番の各一部、地区面積は約0.75ヘクタールとされています。補助第26号線と商店街が交差する場所にあり、商店街のにぎわいをつなぐ拠点として位置づけられています。
何を目的とした再開発?
再開発前の地区には木造住宅や店舗などが密集していました。この事業では、建物の更新を通じた防災性の向上と、商店街の中心部としてのにぎわいづくりなどが目指されました。単に高層建築物を建てるだけではなく、商店街や道路とのつながりを意識したまちづくりが特徴です。
建物の完成と事業完了はいつ?
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2023年8月 | 4街区全体の愛称が「クロス大山」に決定 |
| 2024年3月 | B街区・C街区の建築工事が完了 |
| 2024年11月 | D街区の建築工事が完了 |
| 2024年12月 | A街区の建築工事が完了し、全街区の建築工事が完了 |
| 2026年6月12日 | 再開発組合の解散認可をもって事業完了 |
建物の完成は2024年、再開発事業としての完了は2026年です。2026年10月時点で、クロスポイント周辺地区を「これから完成する再開発」と紹介するのは正確ではありません。
公開空地も整備
クロスポイント周辺地区には、一般の人が歩行や休憩などに利用できる公開空地も設けられています。ただし、クロスポイントの事業完了と、大山駅周辺の道路・鉄道整備の完了は別です。
大山町ピッコロ・スクエア周辺地区の再開発
クロスポイントとは別の事業
大山町ピッコロ・スクエア周辺地区は、クロスポイント周辺地区とは異なる市街地再開発事業です。板橋区は、補助第26号線の西側における交流やにぎわいの拠点形成を目指す地区として紹介しています。2022年3月31日の都市計画決定資料では、対象は大山町内の約1.3ヘクタールとされています。
最新の進捗は?
板橋区が2026年9月28日に更新した事業計画ページでは、2026年2月18日付で第2回事業計画変更が認可されたことが公表されています。同ページには組合設立時と2025年・2026年の変更認可時の事業計画書が掲載されています。古い資料の予定だけで現在の進捗を判断しないことが大切です。
いつ完成する予定?
過去の組合設立認可時の資料には、建物竣工を2028年度とする予定が掲載されていました。しかし、その後に事業計画変更が行われています。過去の「2028年度竣工予定」を2026年10月時点の確定した完成予定として扱いません。 最新の完成予定や事業期間は2026年2月18日の変更認可済み事業計画書と、その後の公式発表で確認する必要があります。
近隣で暮らす人への影響は?
再開発が進む地区の近くでは、工事段階によって解体・建設に伴う音や振動、工事車両の通行、歩行ルートの変更などが生じることがあります。ただし、影響の有無や程度は物件の位置、工事内容、時間帯によって異なります。
大山駅前広場・道路・鉄道の整備計画
大山駅周辺では駅へのアクセスや踏切、道路の使いやすさも重要なテーマです。ただし、駅前広場、補助第26号線、鉄道高架化はそれぞれ別の事業です。
大山駅前広場はどうなる?
板橋区は、交通機関への乗り換え利便性の向上などを目的として、大山駅の駅前広場整備を計画しています。事業主体は板橋区、事業名は板橋区画街路第9号線、位置は大山東町、道路延長約23m、幅員16m、交通広場の面積約3,348㎡とされています。
2021年12月に都市計画事業認可が告示され、その後、用地補償に関する説明などが行われています。2025年度には区民ワークショップやパネル展示を通じ、駅前広場と鉄道付属街路第6号の一体的な空間活用についてデザイン検討が行われました。クロスポイントとは別に整備に向けた取組が続く事業です。
補助第26号線とは?
補助第26号線は東京都が整備を進める都市計画道路です。東京都の大山中央区間の事業評価資料では、板橋区大山町内の約370m、幅員20〜23mの区間が対象とされています。交通機能の改善や防災性の向上などが期待される一方、工事中は通行ルートが変化する場合があります。過去資料の事業認可期間の終了日を、そのまま現在の開通予定日とみなすことはできません。
東武東上線大山駅付近の鉄道高架化
東京都を事業主体とする連続立体交差事業は、鉄道を高架化して道路と立体的に交差させ、踏切による交通上の課題を改善する事業です。板橋区の資料では都市計画上の区間は板橋二丁目〜中板橋、事業区間は約1.6kmとされています。
2021年12月20日に事業認可が告示され、認可時の事業期間は2031年3月31日までとされています。ただし、事業認可上の期間と、工事がすべて完成する確定日とは区別する必要があります。
大山駅前歩道橋の撤去と通行ルート
大山駅前歩道橋は2026年1月15日午後1時から利用できなくなっています。 板橋区は老朽化と高架構造物の建設に支障となることを撤去理由として説明しています。公式案内では15号踏切は引き続き通行可能とされ、踏切を迂回する場合は池袋方の地下道が案内されています。以前の地図だけでなく現地の通行状況を確認しましょう。
防災面で期待される効果
大山駅周辺西地区では道路整備や市街地再開発とあわせ、災害に強い街を目指す取組が進められています。ただし、将来の防災性向上という事業目的と、個々の賃貸物件の安全性は分けて考える必要があります。耐震性能、避難経路、周辺道路の状況は物件ごとに確認しましょう。
再開発でハッピーロード大山商店街はどう変わる?
商店街と再開発区域の位置関係
ハッピーロード大山商店街は、大山駅から川越街道方面へ続く商店街です。クロスポイント周辺地区はその中心部に、ピッコロ・スクエア周辺地区は補助第26号線の西側に位置します。再開発ビル単体ではなく、商店街・道路・駅を結ぶ人の流れを見ることが大切です。
買い物環境はどう変わる?
再開発や道路整備に伴い、建物の配置や歩行者動線、店舗の営業場所などが変化する場合があります。ただし、すべての店舗が移転するわけではなく、店舗ごとの営業状況や移転先は個別確認が必要です。「商店街がなくなる」「必ず便利になる」といった断定は避けるべきです。
商店街のにぎわいを継承するまちづくり
板橋区は大山駅周辺西地区のまちづくりで、安心・安全と商店街のにぎわいを重要な目的としています。これまでの商店街の魅力を生かしながら街の安全性や利便性を高めることも重要なテーマです。
商店街周辺の生活環境は、大山町・仲町の住みやすさを解説した記事も参考にしてください。
大山駅周辺の暮らしへのメリット・デメリット
再開発にはすでに実現した変化と、今後期待される効果があります。両者を区別して考えることが重要です。
| メリット・期待される効果 | デメリット・注意点 |
|---|---|
| クロスポイントの建物・公開空地が整備された | 周辺の道路・鉄道整備は別途進行する |
| 道路や歩行者動線の改善が期待される | 工事中は通行ルートが変わる場合がある |
| 鉄道高架化による踏切問題の改善が期待される | 鉄道工事の期間中は周辺環境への影響があり得る |
| 建物の更新や道路整備による防災性向上が期待される | 物件ごとの耐震性や避難経路は別途確認が必要 |
| 商業・交流拠点の形成が目指されている | 店舗の移転・営業状況は個別確認が必要 |
完了した変化と今後の期待を分ける
2026年10月時点で確認できる変化の一つがクロスポイント周辺地区の事業完了です。一方、駅前広場の完成後の使いやすさや鉄道高架化による踏切環境の変化は、今後の整備状況によって評価する必要があります。暮らしへの影響は通勤経路や買い物先、住む場所によって異なります。
再開発で大山駅の家賃相場は上がる?
再開発だけで家賃上昇は判断できない
再開発が進んでいるという理由だけで、家賃が必ず上がるとはいえません。 募集賃料は駅からの距離、築年数、間取り、専有面積、設備、周辺の募集状況などによって異なります。
家賃を比較するときの注意点
- 同じ間取り・近い専有面積
- 同程度の築年数
- 駅からの徒歩時間
- 設備や建物のグレード
- 管理費・共益費を含めた月額負担
- 比較する時点の募集状況
築浅と築古の1LDKを単純比較しても再開発の影響は判断できません。また募集賃料の変化と実際の契約賃料の変化も同じではありません。
大山駅の家賃相場を知りたい方へ
間取り別の家賃相場は、大山駅の住みやすさ総合記事【2026年版】で詳しく紹介しています。
再開発中の大山駅で賃貸物件を探す際の注意点
大山駅周辺で部屋を探す際は、家賃や間取りだけでなく、現在の工事状況と今後の周辺環境も確認しましょう。
内見時に確認したい8つのポイント
- □ 工事現場との距離:近くに工事予定地や施工中の場所がないか
- □ 日中の騒音・振動:窓を開閉して音を確認
- □ 駅までの通行ルート:歩道橋撤去や迂回がないか
- □ 夜間の帰宅経路:街灯・見通し・交通量
- □ スーパー・商店街の利用:店舗の営業状況と徒歩時間
- □ 日当たり・眺望:近隣の新築計画
- □ 将来の周辺環境:道路・建物更新による生活動線の変化
- □ 家賃と管理費の総額:無理のない月額負担か

工事の影響は物件ごとに異なる
再開発区域に近くても、すべての物件で大きな騒音が発生するとは限りません。逆に少し離れた物件でも工事車両の通行経路などの影響を受ける場合があります。可能なら平日日中と夜間など異なる時間帯に周辺を歩いて確認しましょう。
再開発を理由に物件選びを急ぐ必要はない
「再開発で人気が上がる前に契約したほうがよい」という理由だけで入居を急ぐ必要はありません。通勤・通学、買い物、住環境、家賃のバランスを大切にしましょう。
駅選びで迷っている方は大山駅と板橋駅の住みやすさ比較、周辺の候補を広げたい方は板橋区の住みやすい駅ランキングも参考になります。
大山駅の再開発に関するよくある質問(FAQ)
Q. 大山駅の再開発はいつ完成しますか?
事業によって異なります。クロスポイント周辺地区は2026年6月12日付で事業完了となりました。ピッコロ・スクエア周辺地区、駅前広場、補助第26号線、鉄道高架化は別事業で、共通する完成日はありません。
Q. クロスポイント周辺地区の再開発は終わりましたか?
はい。2026年6月12日付の再開発組合解散認可をもって事業完了と公表されています。施設建築物は2024年12月までに全街区で工事が完了しています。
Q. ピッコロ・スクエア周辺地区はどうなっていますか?
クロスポイントとは別の事業として継続しています。2026年2月18日に第2回事業計画変更が認可されました。具体的な予定は最新の認可済み計画を確認してください。
Q. ハッピーロード大山商店街はどうなりますか?
再開発や道路整備に伴い店舗配置や歩行者動線が変化する可能性がありますが、商店街全体がなくなると決まっているわけではありません。店舗ごとの営業状況は個別に確認しましょう。
Q. 大山駅の家賃は再開発で上がりますか?
再開発だけを理由に必ず上がるとはいえません。駅徒歩、築年数、間取り、設備、募集状況などをそろえて比較する必要があります。
※再開発だけでなく、大山駅の家賃相場・治安・商店街・交通アクセスを総合的に比較したい方は、大山駅の住みやすさは?家賃相場・治安・商店街・再開発を解説【2026年版】も参考にしてください。
Q. 再開発中のエリアで部屋を借りても大丈夫ですか?
再開発中という理由だけで住むのに適さないとはいえません。近隣工事、騒音、通行ルート、日当たり、店舗の状況などを物件ごとに確認しましょう。
まとめ|大山駅の再開発は事業ごとの進捗確認が大切
2026年10月時点で、大山駅周辺には完了した事業と、今後も整備が続く事業が混在しています。
- クロスポイント周辺地区:2026年6月に再開発事業が完了
- ピッコロ・スクエア周辺地区:2026年2月に第2回事業計画変更が認可
- 大山駅前広場:事業認可済みで整備に向けた取組が継続
- 補助第26号線:商店街周辺と関係する道路整備事業
- 東武東上線の鉄道高架化:東京都が進める別事業
今後の街の変化には期待できる面がある一方、工事中の通行環境や周辺店舗の状況など暮らしに関わる注意点もあります。現在の住環境と、自分の生活スタイルに合うかどうかを大切にしましょう。
くみん不動産では板橋区を中心に賃貸物件探しをお手伝いしています。気になる物件がある方はお気軽にご相談ください。









